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だれもが平等にやりがいを持って働けるかんきょうづくり

かぶしき会社セールスフォース・ジャパン

8.働きがいも経済成長も

だれもがやりがいを持って働くことができて,自分の力をさいだいげんに出してかつやくできる。
そんな環境をつくり,仕事を通してより良い社会をつくることに取り組んでいる会社の一つが,株式会社セールスフォース・ジャパンです。

セールスフォース・ジャパンは,商品をこうにゅうした人のじょうほうをインターネットでせいかくに管理するシステムや,オンラインショップのどうにゅうシステムの開発など,ぎょうがテクノロジーの活用を通してより良い商品やサービスをていきょうできるようにえんする会社です。
セールスフォース・ジャパンのさかよりさんに「だれもがやりがいを持って働くこと」について教えてもらいました。

株式会社セールスフォース・ジャパン イクオリティオフィス ディレクター 酒寄久美子さん

一人ひとりに合わせたかんきょうせいづくり

セールスフォース・ジャパンは,さまざまなぎょうが,最先端のテクノロジーを使ってより良い商品やサービスをつくることをえんし,より良い社会のじつげんに取り組む会社です。

わたしたちは,社員全員を家族だと考えています。ですから,一人ひとりが自分らしくけいけんを重ねて成長し,よくを持って働き続けてもらいたいと考えています。
そして,仕事の時間,家族との時間,しゅやボランティアなど自分のための時間のバランスを取りながら,生き生きと働き,さいだいげんの力をはっしてもらいたいと考えています。(さかよりさん)

やりがいを持って自分らしく働くというのはどういうことでしょうか?

だれもが意欲を持って生き生きと働き続ける,そのためには一人ひとりの生活や考え方に合わせて働き方を選ぶことができる環境と制度が必要です。

たとえば,インターネットを活用して,オンラインでテレビ会議ができるシステムもその一つ。
いつでもどこでも,安全に会社の仲間とつながる環境があれば,子育てやかいなどのじょうで家にいながら働いたり,会社のある都市部からはなれたところでらしながら働いたりすることもできます。
時間や場所にしばられることがない環境があれば,一人ひとりの生活に合わせた働き方で働くことができますよね。(酒寄さん)

このほかにも,オンラインでいつでも意見こうかんができるSNSやメールなどのツールもあるので,上司やどうりょう,そのほかしょくのなかまとといつでもコミュニケーションを取ることができます。
また,必要なしきをいつでも学ぶことができるオンラインの学習環境は,自分自身のステップアップやほかの分野にちょうせんしたいという意欲があれば,いつでも利用することができます。

そして,子育てをしながら働く人のための支援制度やボランティア活動に取り組む人のためのきゅう制度などもあり,仕事とそれ以外の時間のバランスを取りながら,一人ひとりの考え方や生活に合わせて働くことができる環境や制度づくりに取り組んでいます。

そして,これらの環境と制度は,どのような立場の人でも平等に利用することができます。

地域社会に貢献する活動も積極的に実施しています。

たがいの立場や考えをそんちょうし合う文化をつくる

セールスフォース・ジャパンでは,さまざまな意見や考え方を尊重してみとめ合うことができる,社内の風土や文化をつくるために,勉強会や意見交流会を定期的に行っています。

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アジア最大級のLGBT関連イベント「東京レインボープライド」には、毎年数多くのゆう社員が参加しています。

わたしたちは一人ひとり,生まれ育った国やいき,育ったかんきょうせいべつ,家族こうせい,大切にしていることもちがいます。働くときには,こうした,さまざまなじょうはいけいを持った人たちと協力し,力を合わせていかなければなりません。
ですから,それぞれの違いや,生活,文化を知り,あらゆる人が,それぞれのやり方でかつやくできる働き方をじつげんするにはどうしたらいいのか,社員全員で学び,考えるようにしています。(さかよりさん)

話すのが上手な人,絵をえがくのがとくな人,スポーツが得意な人,友だちのサポートが好きな人。 だれでも一人ひとりに得意なことや好きなことがあります。それぞれのせいや違いを認めて尊重し,助け合っていくことは,学校の生活でも社会で働くことでも同じです。

一人ひとりの立場や考え方の違い(ようせい)を認め合い,だれもが自分に合った働き方で活躍できること,それがセールスフォース・ジャパンの目指す「働きがい」であると言えそうです。

やりがいを持って自分らしく働くということ

セールスフォース・ジャパンではさまざまな人が自分らしいやり方でかつやくをしています。どのような働き方をしているのでしょうか?

仕事を変えず地方で働く

和歌山県しらはまちょうのオフィスで働くよしたかさん

わたしは2015年に東京から和歌山県しらはま町に,家族でうつみ,セールスフォース・ジャパンのオフィスを立ち上げました。白浜オフィスは空港やビーチも近く,たくからは車で4分と,とてもかんきょうめぐまれた場所にあります。
インターネットやパソコンでいつでも東京とつながっているので,白浜町のオフィスにいながら,これまでとほとんど変わらないないようの仕事をしています。

白浜町に移り住んで働こうと決めたのは,仕事とそれ以外の時間のバランスを整えた生活を送りたいと思ったからです。白浜町では,東京にいたときよりも家族や仕事の仲間,そしていきの人たちと交流する時間がえて,心のゆうもでき,仕事にも集中して取り組むことができて,毎日がとてもじゅうじつしています。

また,最近では,仕事で身に着けたプログラミングのしきを生かして,地域の子どもたちにプログラミングやICT教育のじゅぎょうなども行っています。
地域にらし,地域の人たちとさまざまな課題に取り組むことで,自分が活躍できる場が仕事以外にも広がり,人生がよりゆたかになったと実感しています。(吉野さん)

子育ても仕事も大切に

2人の子どもを育てながら働くえんどうさん

わたしは,夫と協力して,2人の子どもを育てながら働いています。日本では,子育てと仕事の両立になやじょせいが多いですが,「働く親をえんするせい」を活用することで,満足した働き方ができています。
たとえば,子どもが病気になったときに休める制度などは,子育てをする親としてはとても助かる制度です。
また,インターネットを使ったテレビ会議などのかんきょうがあるので,家でも仕事ができます。
家で仕事をすることができれば,つうきん時間がり,その分,子どもとごす時間が増え,気持ちにもゆうが生まれて,仕事にも育児にも良い結果が生まれています。

会社には働くお父さんやお母さんたちが集まるコミュニティ・サークルがあり,仕事との両立や子育ての悩みを相談したり,はげまし合えたりするのも,心強いですね。

そして,最近,東京から長野県のかるざわまちじゅうしました。自然豊かな場所で子育てをしながら,これまでと同じように働いていきたいと思っています。(遠藤さん)

さまざまな働き方でかつやくをしているセールスフォース・ジャパンのみなさん

かくしょうがいを持ちながら,ウェルビーイングスペシャリストとして働く とうむつみさん

もうどうけんいっしょしゅっきんし,社内にあるマッサージルームで社員にあつはりなどをしています。「障がいをかいすることは,となりの席の人を理解すること」という会社の考え方に勇気づけられ,ようせいと平等を感じながらやりがいを持って働いています。


プロアイスホッケー選手と仕事を両立 はましまなおさん

シーズン中は勤務時間を自由に調整できるせいと在宅勤務を活用し,仕事とアイスホッケーを両立。2つの仕事のけいけんを生かし合うことで,より自分が成長できています。


元プロ野球選手のセカンドキャリア(いん退たい後の仕事)として活躍 松下いちろうさん

よこはまDeNAベイスターズの選手を引退後,セールスフォース・ドットコムに入社し,えいぎょうたんとう。社内のいろいろなメンバーと協力して仕事をすることで,プロ選手引退後もじゅうじつした働き方ができています。


ちゅうごくせきで世界中の仲間と一緒に働く けんぱくさん

国内だけでなく,海外の会議にも多く参加するなど,世界中で仕事をしています。世界中の仲間と一緒に新しいことを生み出し,より良いサービス,社会をつくりあげることが,とても楽しいです。

さまざまな仲間と協力してより良い社会をじつげんする

セールスフォース・ジャパンが,一人ひとりのことを考えたかんきょうづくりに取り組んでいるのはなぜでしょうか?

自分の意見や考えが周りにみとめられ,そんちょうされながら安心して働くことができる。そんな環境であれば,仕事にも集中して取り組むことができて良いパフォーマンスをはっできますよね。 そして,一人ひとりがさいだいげんに力を発揮することができれば,会社の成長にもつながっていきます。

わたしたちは「仕事を通してより良い社会をつくること」を目指しています。
どのような仕事でも必ずだれかの役に立っていて,社会をより良くすることにつながっています。
ですから,一人ひとりが,自分に合ったやり方でかつやくする社会が実現できれば,社会はより良い方向に向かっていくと信じています。

一人ひとりのちがいを認め合って,協力し合うこと。そしてだれかのために行動することは,きっとみなさんの人生をかがやかせてくれます。
さまざまな考え方を持った仲間を見つけ,多くのことにチャレンジし,けいけんを積んでください。そして,失敗をおそれずに,人生をゆたかにする生き方にちょうせんしてほしいですね。(さかよりさん)


原稿作成:株式会社 日経BP


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