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SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS

SDGsの目標:12つくる責任とつかう責任

取り組み事例

みんなで取り組むペットボトルの完全じゅんかん

かぶしき会社セブン&アイ・ホールディングス


セブン&アイ・ホールディングスは,セブンーイレブンやイトーヨーカドーのお店でかいしゅうしたペットボトルを利用して,資源を循環させる取り組みをしています。その具体的な取り組みについて,セブン&アイ・ホールディングスでさまざまな商品開発をしている石橋せいいちろうさんに教えてもらいました。

株式会社セブン&アイ・ホールディングス じょうしっこう役員 グループ商品せんりゃく本部長 石橋誠一郎さん

ペットボトルからペットボトルへ

セブン-イレブンやイトーヨーカドーなどのお店では,みなさんが使い終わったペットボトルのかいしゅうをしています。この回収したペットボトルで,もっとかんきょうのことを考えた取り組みができないかと思い,「お店にあるかいしゅうで回収したペットボトルだけでつくるペットボトル飲料」『一(はじめ)緑茶 一日一本』を開発しました。
この商品で使われているペットボトルの原料はお店で回収したペットボトルだけ。つまり,お店で回収したペットボトルで新しいペットボトルをつくり,もう一度お店ではんばいしている,世界初の「完全じゅんかんがたペットボトル」なのです。(石橋さん)

「一(はじめ)緑茶 一日一本」は使い終わったペットボトルからつくったペットボトル飲料。

日本では,今でも,使い終わったペットボトルの約9わりは回収されて,その一部は衣服や食品のトレイなどの原料としてさいようされています。
しかし,このしくみをもう一度見直して,回収したペットボトルをふたたび新しいペットボトルに生まれ変わらせる,100%のリサイクルがじつげんできれば,げんがムダなく,ずっと循環し続け,ごみが生まれることもありません。

飲み終わったペットボトルが回収されてもう一度お店に。これを繰り返せば,資源がずっと循環し続ける。

「一(はじめ)緑茶一日一本」は,ペットボトルの回収,せいぞう,販売をすべてセブン&アイグループで確認することで,せいひんがどのようにつくられているのか,回収したペットボトルがどのように使われたのか,せきにんをもってお客様に説明できるのも大きなとくちょうです。
コンビニやスーパーなどのお店で,お客様にちょくせつ販売するわたしたちには,その製品がどのようにしてつくられているのか,きちんと説明する責任があると考えています。(石橋さん)

さまざまな協力でじつげん

この,完全じゅんかん型ペットボトルの取り組みはさまざまなパートナーの協力があったから実現できたと石橋さんは言います。

「一(はじめ)緑茶一日一本」では,かいしゅうからせいぞうはんばいまでのこうていてきせつに確認し,「お店で回収したペットボトルを100%リサイクルすること」を実現したいと考えていました。
そのため,回収や製造のていでほかの場所で集めたペットボトルがざらないようにすることにはとても苦労しました。
そこで,いろいろな種類の飲み物をつくっている日本コカ・コーラ様や,回収したペットボトルを再げん化する会社にも協力をお願いして,ほかのペットボトルの材料が混ざらないように工夫しました。(石橋さん)

「一(はじめ)緑茶 一日一本」は,専用の製造ラインで生産されている。【写真ていきょう:日本コカ・コーラかぶしき会社】

このほかにも,ペットボトルかいしゅうせっするお店やそれを回収する業者など,それぞれが協力し合うことで,完全じゅんかんがたペットボトルの取り組みが実現できているのです。(石橋さん)

わたしたちしょうしゃの行動があってこそ

そして何より,完全じゅんかん型のペットボトルは,わたしたち消費者の力なくしてはじつげんできません。使い終わったペットボトルを新たなペットボトルに生まれ変わらせるためには,むペットボトルにも気をつけることがあるからです。

かいしゅう機は,ペットボトルにラベルやキャップがついていたり,よごれていたりすると回収ができません。ごみがついていたり,汚れていたりするペットボトルは,飲み物を入れる材料としてはさいようむずかしいです。ですから,ペットボトルをかいしゅうに持ってきてもらう前に,ラベルやキャップを外して,中をきれいにあらってもらう必要があります。
きれいにしたペットボトルを店頭に持ち込み,回収機に入れる。そういうみなさん一つひとつの行動が,完全循環型ペットボトルをつくり,げんを循環させることにつながっているのです。(石橋さん)

わたしたち一人ひとりの行動が,循環型の社会をつくることにつながっています。

衣料やほうそうようも,お店でかいしゅうしたペットボトルからつくる

セブン&アイ・ホールディングスでは,2019年,全国の744のお店で,お客様といっしょに約3億6,500万本そうとうのペットボトルを回収しました。これは国内ではんばいされているペットボトルの1%にあたります。
ペットボトルをげんとして使い,じゅんかん型の社会をじつげんすることは,かんきょうにやさしく持続のうな社会の実現につながる大切な取り組みです。

セブンーイレブンやイトーヨーカドーの店頭にあるペットボトルかいしゅう

そして,セブン&アイ・ホールディングスでは,回収したペットボトルで,新しい商品づくりにも取り組んでいます。

たとえば,回収したペットボトルからつくった糸を一部に使った衣服の開発,食べ物などのパッケージや容器などにも,回収したペットボトルが材料に使われています。
みなさんがお店に持ってきてくれたペットボトルを,飲料や衣類,食べ物のパッケージのように身近な商品に生まれ変わらせて,ふたたびみなさんの手元にとどける。そして,そうした商品を手に取ったみなさん自身が,環境の問題やごみの問題について考えるきっかけにしてもらいたいと思っています。(石橋さん)

回収したペットボトルをつかってつくられた食べ物やせんざいの包装パッケージ。

おおぜいの人が毎日利用するコンビニやスーパーが社会のためにできること

コンビニやスーパーなど「お店でものを売る」会社が,自らかんきょうのことを考えた商品をつくり,積極的に店で売るようにしているのは,なぜでしょうか。

セブン&アイグループのお店は,1日に約2,500万人ものお客様が利用しています。(2020年2月末)
これらの店では,ペットボトルの飲み物をはじめ,さまざまなプラスチックせいひんをたくさん売っています。たくさんのプラスチック製品をはんばいするぎょうの「社会に対するせきにん」として,これからは便べんせいえきだけではなく,環境の問題や持続のうな社会づくりにも取り組んでいかなくてはいけません。
しょうしゃとつながるコンビニやスーパーをうんえいする企業だからこそ,環境にはいりょした商品づくりに積極的に取り組み,ちょくせつお客様にとどけたいと考えているのです。(石橋さん)

買い物が,未来の社会を考えるきっかけに

コンビニやスーパーには,食べるもの,着るもの,らしに関わるすべての商品があります。お店に行ったときには,ここでしょうかいした商品のように,かんきょうや社会のことを考えた商品をさがしてみてください。そして,モノを買うとき,使うときには,環境や社会のことを考えた商品を選ぶようにしてみてください。(石橋さん)

ペットボトルを原料の一部に使った衣料品も環境のことを考えてつくられた商品の一つ。

それは,目標12のもう一つのせきにん「つかう責任」にもつながる,みなさんにも参加できる,SDGs達成への行動です。そうした一人ひとりの行動の積み重ねが,持続のうな社会づくりにきっとつながります。
セブン&アイグループの商品が,みなさんの責任を果たすきっかけにしてもらえたら,うれしいですね。(石橋さん)

わたしたちの毎日の暮らしをささえてくれるコンビニやスーパー。そこで,環境や持続可能な社会のことを考えてつくられた商品を見つけるたびに,自分たちの暮らしのあり方を考えるきっかけにできそうです。


原稿作成:株式会社 日経BP

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