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持続可か能のうな未来を支ささえる再さい生せい可能エネルギー

いちごECOエコエナジー株かぶ式しき会社

7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに

地球温おん暖だん化かの原げん因いんの一つである二に酸さん化か炭たん素そを出さず、地球のどこでも手に入れることができるクリーンなエネルギーは持続可能な未来にとって欠かせません。

全国に太陽光発電所や風力発電所をつくり、クリーンな再生可能エネルギーをわたしたちに届とどけているいちごECOエナジー株式会社の五ご島とう英えい一いち郎ろうさんに、太陽光発電への取り組みについて教えてもらいました。

いちごECOエナジー株式会社 代表取とり締しまり役やく社長 五島英一郎さん

持続可か能のうな再さい生せい可能エネルギー

わたしたちはこれまで、石油や石炭、天然ガスなどの「化石燃ねん料りょう」を燃もやしてつくったエネルギーで暮くらしてきました。しかし、地球にある化石燃料には限かぎりがあり、採とれる場所も限られています。そして、化石燃料は燃やすときに地球温おん暖だん化かの原げん因いんの一つである二に酸さん化か炭たん素そを出すことが地球環かん境きょうにとって大きな問題です。

再生可能エネルギーは、太陽の光や風の力、川の水など、無くなる心配がほとんど無い自然の力を利用してつくることができる、半はん永えい久きゅう的てきなエネルギーです。また、つくるときに二酸化炭素などの地球温暖化の原因となる物ぶっ質しつが少なくクリーンなエネルギーで、地球規き模ぼの環境問題の解かい決けつにも役立つことができます。(五島さん)

持続可能でクリーンなエネルギーの普ふ及きゅうは地球温暖化を防ふせぐためにも欠かせない。

だれもが安心して、そして、クリーンなエネルギーを利用することができることは、持続可能な社会にとっては欠かせないことの一つです。

日本でも再生可能エネルギーは、電気をつくる大切な方法として使われています。全国に太陽光発電所や風力発電所がつくられてきたこともあり、再生可能エネルギーの割わり合あいは年々増ふえてきています。

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日本の電でん源げん構こう成せい(2024年)。(出典:「電力調ちょう査さ統とう計けい」資源エネルギー庁などより)

太陽のエネルギーを電気に変える太陽光発電

いちごECOエナジーがつくる再さい生せい可か能のうエネルギーの一つ、太陽光発電は、ソーラーパネルを使って太陽のエネルギーを電気に変えるものです。

太陽光発電は、ソーラーパネルを太陽の光に当てるだけですぐに発電できます。みなさんも、住じゅう宅たくの屋根の上にソーラーパネルを設せっ置ちしている家や、学校の中にソーラーパネルが設置されているのを見たことがあると思います。

太陽の光がある場所であれば、どこでも、すぐにでも発電できるのは、ほかの再生可能エネルギーにはない特とく徴ちょうです。しかし、天気によっては発電量が減へってしまう、夜間は発電ができないというデメリットもあります。(五島さん)

ほかの再生可能エネルギーと比くらべると設置にかかる費ひ用ようも安く、すぐに設置できるのは、太陽光発電の特徴です。

太陽光発電の技ぎ術じゅつは年々進化していて、2010年頃に比べると、1枚まいのパネルからつくることのできる電力は、約1.5倍に増ふえています。そして、太陽光で発電した電力をためる「蓄ちく電でん」技術がもっと進化していけば、ますます太陽光発電が使いやすくなっていくと思います。(五島さん)

使われていなかった土地が電気を生み出す土地に

太陽の光があればどこでもできる太陽光発電の特とく徴ちょうを生かせば、使われなくなった土地や放置されてしまった土地を、電気を生み出す土地に生まれ変わらせることができます。

わたしたちは、使われなくなった土地や放置されてしまった土地を使って、「メガソーラー」という大規き模ぼな太陽光発電所をつくり、発電しています。
全国に64か所の太陽光や風力発電所を持っていて、そこで発電している電気は全部で約200メガワット分。これは約5万3,000世帯の家庭の電力をカバーできる量です。
また、このほかにグリーンバイオマス発電も計画しています。(五島さん)
(※2026年2月末時点)

全国にあるいちごECO発電所。

昔は農業用に使われていたのに、何十年も放置されて使われる予定のない畑や田んぼ、工場の跡あと地ちで農業や住じゅう居きょにできずに放置されている土地、ゴルフ場やリゾート開発が途と中ちゅうで終わってしまった場所、採さい石せき場じょうや牧場、ため池など、だれにも管理されずに放置されている土地が日本にはたくさんあります。

このような土地は、荒あれたまま放ほうっておかれていることがほとんどです。わたしたちは、そういう土地の持ち主や地元の自治体と交こう渉しょうをして、土地の利用料を支し払はらって太陽光発電の場所として使わせてもらっています。(五島さん)

管理されず使われずにいた開発前の土地。

太陽光パネルを並ならべて、電気を生み出す土地に。

地ち域いきの人と一いっ緒しょにつくる再さい生せい可か能のうエネルギー

太陽光発電でたくさんの人の暮くらしを支ささえる電気をつくることができる「メガソーラー」ですが、そのためには、その土地がある地域の人たちとの協力が欠かせません。

発電所はソーラーパネルの寿じゅ命みょうである約30年、発電し続けます。長期間にわたる事業なので、周辺の自治体や住民の方々の理り解かいを得えて、協力し合うことが欠かせません。
ですから、発電所をつくるときには、地域の方にしっかりと事前に説明をするのはもちろん、周辺の自然環かん境きょうにも配はい慮りょしながらつくるように心がけています。(五島さん)

使われなくなった農業用のため池を利用してつくった太陽光発電施し設せつ。(岡山県笠かさ岡おか市し)

太陽光発電所をつくる土地を貸かし出だして得られる収しゅう入にゅうを子どもたちの保ほ育いく料りょうの一部として使う地域や、発電所でつくった電気を蓄ちく電でん池に蓄たくわえて、災さい害がい時の非ひ常じょう用よう電でん源げんとして活用する地域もあります。
また、発電所ができたあとの維い持じや管理の仕事を、地域の業者に依い頼らいすることで、その地域には新しい仕事も生まれています。

太陽光発電所は、地域の方の資し産さんである土地をお借りして電気をつくるものです。ですから、太陽光発電で自然をお借りした分、使った分を地域のみなさんにお返ししていくことが持続可能な事業のあり方だと考えています。(五島さん)

太陽光発電でつくった電気を災害時に使える急速充じゅう電でん施設。(岡山県笠岡市)

エネルギーの自給自足をめざして

日本の発電のおよそ7割わりは石油や石炭、天然ガスなどの化石燃ねん料りょうでつくられていますが、その資し源げんのほとんどを輸ゆ入にゅうに頼たよっています。これからもいつでも安心してエネルギーを得えられるようにするためには、輸入に頼りすぎている状じょう況きょうを見直していかなければなりません。

どれか一つのエネルギーにかたよるのではなく、さまざまなエネルギーを組み合わせたエネルギーミックスを進めていくことは、わたしたちが毎日、電気を安心して使うためにとても大切です。 そして、環かん境きょうにやさしいエネルギーに切きり替かえていくことも地球規き模ぼの環境問題を考えればもっと重要です。
日本では、2030年までに再さい生せい可か能のうなエネルギーの割わり合あいを36~38%まで増ふやすことを目標にしていますので、わたしたちもその実じつ現げんにむけて、クリーンな太陽光エネルギーをたくさんの人に届とどけたいと考えています。(五島さん)

再生可能エネルギーの元となる太陽の光や風、川の水、森林や地中の熱はすべて国内にある資源です。さらに、環境にもやさしいエネルギーを増やしていくことは、石炭や石油、天然ガスなど、エネルギー資源が少ない日本にとって、エネルギー自じ給きゅう率りつを高めるためにも大切です。

いちごecoエナジー棒グラフ2024.png

日本では、2030年度には再生可能エネルギーの割合を増やすことを目標にしている。
(資源エネルギー庁ちょうのデータをもとに作成)

自分の家で使う電気の種類や量を知ることからはじめよう

使われることなく放置されてしまった土地を有ゆう効こうに活用して、クリーンで環かん境きょうにやさしいエネルギーを社会に届とどけるのが、わたしたちの役やく割わりです。

みなさんには、自分たちが使うエネルギーが環境にどんな影えい響きょうを与あたえているのか、地球のためにどんなエネルギーを使うようにしたらいいのかを、ぜひ考えてもらいたいですね。

もちろん、ほかの資し源げんと同じで、電気をムダにしないことも大切です。

まずは、自分の家でどんな電気を毎月どれくらい使っているのか、チェックしてみてください。そこから、地球の未来のために、今の自分にできることのヒントが見つかるかもしれません。(五島さん)


原稿作成:株式会社 日経BP


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