わたしたちが創る未来
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SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS

SDGsの目標:13気候変動への対策

取り組み事例

「グリーンなお金の流れ」で持続のうな社会をつくる

かぶしき会社三井住友フィナンシャルグループ


気候変動,地球おんだんは地球にらすわたしたちにとって大きな問題で,今すぐに具体的なたいさくを行わなければなりません。この地球の課題をかいけつするために,多くの人たちがさまざまな取り組みを行っていますが,銀行もその解決に向けて取り組んでいます。「お金」をあつかう銀行が,どのようにして気候変動の解決に取り組んでいるのでしょうか。
三井住友銀行でさいせい可能エネルギープロジェクトをたんとうしているのせけいさんに聞いてみました。

株式会社三井住友銀行 ストラクチャードファイナンス営業部 第一グループ 部長代理 木瀨恵子さん

銀行 = 社会にお金を送り出す「しんぞう

お金をあずける,預けたお金を引き出す,車や家などの大きな買い物をするときにお金を借りる。わたしたちの暮らしのさまざまな場面で必要な「お金」をあつかう銀行ですが,社会にとっても大切な働きをしています。

社会全体を人のカラダに例えると,お金は「けつえき」で銀行は「心臓」の働きをしています。心臓は,カラダのすみずみまで必要な血液をおくとどける働きをしていますよね。つまり,社会の必要なところにお金をとどける働きをしているのが「銀行」なのです。

銀行には,「きん」「かしだし」「為替かわせ」の3つの仕事があります。「預金」は,みなさんからお金を預かること。みなさんのおづかいを預かるのも預金です。「貸出」は,じんや会社がお金を必要としたときに,みなさんから預かった預金をもとにお金をすこと。「為替」は,じっさいにお金を持っていくことなく,遠くはなれた人にお金を送ることをいいます(木瀨さん)

銀行の三大業務

  • 預金…お金を預かる
  • 貸出…お金をし出す
  • 為替…遠くはなれた人にお金を送る

お金がより良いことに使われるように

例えば,お会社が新しいお菓子をつくりたいと思ったとしましょう。
新しいお菓子をつくるためには,新しい機械が必要ですがそのだんは高く,持っているお金だけでは買えません。そこで,お菓子会社は銀行に「機械を買うお金をしてほしい」と,もうみを行ったとします。
そのとき銀行は「そのお菓子はどのようなものか」「必要としている人はいるのか」「つくったお菓子はきちんと売れるのか」「貸したお金を返すことができるのか」などを細かくチェックしてお金を貸します。そして,お金を貸した後も,新しいお菓子がもっと売れる商品になるようにはどうすれば良いのかアドバイスをして,会社の成長をサポートしていきます。(木瀨さん)

つまり銀行は,みなさんからあずかったお金を,それを必要としているところにける,そして,振り分けたお金が正しく使われるようにアドバイスをしていく,「お金の流れを調整する」やくわりがあるのです。(木瀨さん)

さいせいのうエネルギープロジェクトにお金を

では,「お金の流れを調整する」銀行が,気候変動のかいけつのためにどのようなことを行っているのでしょうか。

三井住友銀行では,みなさんからあずかったお金を,太陽光や風力など,かんきょうにやさしい再生可能エネルギーをつくるプロジェクトにし出して,そのじつげんと成長をサポートしています。(木瀨さん)

自然の力を利用する再生可能エネルギーは,地球おんだんげんいんの一つであるさんたんを出さないクリーンなエネルギーです。こうしたエネルギーがえてきゅうしていくことは,地球温暖化をふせぐことにつながりますが,その実現には,とてもたくさんのお金が必要です。

三井住友銀行がえんする風力発電所(ユーラスかわウインドファーム:静岡県)

例えば,風力発電で考えてみると,風車をけんせつして電気をつくり,おくとどけるのはとても大がかりなプロジェクトです。風車をせいぞうする会社,建設する会社,つくった電気を売る会社,しゅうや管理をする会社など,プロジェクトを進めていくためには多くの会社の協力が必要です。また,一つのプロジェクトには20年ほどかかることもあります。プロジェクトを実行し,再生可能エネルギーをつくり,みなさんのもとに届けるためには,とても多くのお金が必要になります。

そこで,銀行がそのプロジェクトに必要なお金を貸し出して,風力発電事業の実現と成長をサポートしているのです。(木瀨さん)

お金をして終わりではない

風力発電プロジェクトにお金をす前に,銀行は,とてもたくさんのことをチェックします。

例えば,かんきょうへのえいきょうはどうなっているのか,そうおんが発生しないか,海の魚やわたどりあくえいきょうがないかなどは,大切なチェックポイントです。いくらさんたんを出さない発電方法だからといって,それ以外の自然環境や,周りにらす人たちの生活をせいにして良いわけではありませんよね。ほかにも,自然さいがいが起きたときにはどうするのか,ほうりつが変わったらどうするのかなど,あらゆる面からチェックを行います。(木瀨さん)

また,それ以外にも,「じっさいけんせつするのにどれくらいのお金がかかるのか」「風力発電所ができてから,うんえいにどれくらいお金がかかるのか」「つくった電気をきちんとはんばいしてえきを出せるのか」「借りたお金はどういう予定で返すのか」など,事業の計画もチェックします。この計画がしっかりしていないとプロジェクトがうまくいかず,せっかくつくった電気を,持続可能なエネルギーとして使い続けることがむずかしくなってしまいます。(木瀨さん)

「グリーンなお金の流れ」で持続のうな社会をつくる

このように,銀行はクリーンなエネルギーが社会にえることを「お金」を通してサポートしています。

目標13を達成するためには,わたしたちがはいしゅつするさんたんの量を,地球がきゅうしゅうできる量よりもらしていかなくてはなりません。
地球温暖化をふせぐための取り組みや,かんきょうに良いことにお金が使われるように銀行が中心になって「グリーンなお金の流れ」をつくる,それが目標13の達成に向けて銀行が果たす大切なやくわりなのです。(木瀨さん)

二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギーは気候変動たいさくの一つ

お金には,未来をつくる力があります。社会のどのようなことにお金をけていくかによって,わたしたちの未来のあり方が変わっていきます。銀行は,社会をより良くする会社やプロジェクトにお金を振り分け,持続可能な社会をつくっていきたいと思っています。

みなさんも,お金を使うときには,それが身の回りのらしを良くしたり,環境にとって良いことにつながっているのか,どのようにお金を使えば,社会をより良くすることができるのか,ぜひ考えてみてください。(木瀨さん)


コラム

子どものうちから,お金と上手に付き合う!

お金はわたしたちが人生でやりたいことをじつげんするのに欠かせないものです。それだけに,子どものうちから,お金との付き合い方を知っておきたいですね。特に,これからは,お金をちょくせつやり取りしない「キャッシュレス」の時代。より計画的にお金をめる・使うことが大切になってきます。おづかいを使うお金,貯めるお金に分けるなど,お金との付き合い方を考えてみてください。


原稿作成:株式会社 日経BP