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SDGsの目標:10 人や国の不平等をなくそう

10. 人や国の不平等をなくそう

目標10のポイント

  • 国と国の不平等を減へらす
  • 同じ国の中にある不平等を減へらす
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いろいろな不平等

世界には、いろいろな不平等があります。
先進国と途と上じょう国こく、開発途と上じょう国こくと後発開発途と上じょう国こく(途と上じょう国こくの中でも特に開発が遅おくれた国)、同じ国や地ち域いきの中でも豊ゆたかな人と貧まずしい人、男だん性せいと女じょ性せい、障しょうがいがある人とない人、人種、民族、宗しゅう教きょう......。

これらの違ちがいがもたらす不平等を減へらすことは、世界の幸せのためにはとても大切です。それが貧ひん困こんや飢うえ、争いごとをなくすことにも役立ちます。


読よみ解とくヒント

ほんの一部のお金持ちに集中する世界の富

世界の人口は約81億人。そのうち、12人の億万長者は、世界の半数の人よりもたくさんの資し産さんを持っています。たった12人の億万長者が世界の人口の半分以上の富を持っているのです※1。

ほんのひと握にぎりのエリートやお金持ちに世界の富が集中することで、お金持ちはよりお金持ちに、貧まずしい人はより貧まずしくなる。そんな貧ひん富ぷの格かく差さが広がっています。

このような極きょく端たんな貧ひん富ぷの格かく差さを減へらして、富の再さい分ぶん配ぱいの仕組みをつくること。そして、貧まずしい人たちが収しゅう入にゅうを増ふやしていける支し援えんが必要です。

国を超こえて考える移い民みんの問題

不平等の問題の一つに、移い民みん問題があります。移い民みんとは、自分が住む国からほかの国へさまざまな目的で移うつり住すむ人たちです。

移い民みんの受け入れが、国や地ち域いきによっては、なぜ問題になるのでしょうか。
ひとつには不ふ況きょうで仕事が減へったときに、もともと住んでいる人が移い民みんと仕事の取り合いになってしまう可か能のう性せいがあると、考えてしまうこと。移い民みんのほうが安い賃ちん金ぎんで働くことが多いために、自分たちの仕事を奪うばっていると感じる人がいるのです。また、移い民みんが定住することで、人口に占しめる移い民みんの割わり合あいも増ふえていきます。移い民みん政せい策さくを進めてきたドイツでは、5歳さい未満の約2.3人に1人が移い民みんというデータもあります※2。「自分の周りに異ことなる文化や宗しゅう教きょう、慣かん習しゅうを持つ人がいる」ことをいやがって、移い民みんへのいやがらせをする人や団だん体たいも少なくありません。

一つの国の中で、もともと住んでいた人たちと移い民みんの間に、いつのまにか感かん情じょう的てきな対立が生まれ、さまざまな問題を引き起こしています。さらにその子どもや孫の2世や3世も、移い民みんの子孫として差別や不平等な扱あつかいを受けがちです。

世界中を人々が自由に行き来する時代だからこそ、さまざまな人々が共に働き、一いっ緒しょに暮くらしていける世界を考えるべきでしょう。


わたしたちにできることは?

さまざまな不平等や差別はどうして起きるのでしょうか? 考えてみると肌はだや髪かみの色などの見た目、言葉、慣かん習しゅう、宗しゅう教きょう、人種、生活習しゅう慣かんの違ちがいはたくさんあります。

違ちがいは国と国、人種や言葉、文化だけではありません。性せい別べつ、健康な人と病気や障しょうがいがある人、好きなことや得とく意いなことなど、お互たがいが違ちがうことはたくさんあります。どちらかが優すぐれているわけではなく、違ちがいがあるからこそ学び合い、発見することができるのです。

不平等を減へらすには、みんなが違ちがっていることを知り、違ちがいがあるのが当然だと理り解かいすること。お互たがいの違ちがいを認みとめ、相手を大事にする気持ちが、何よりも大切になってきます。

  • 身の回りにはどのような不平等があるでしょうか。
  • 不平等をなくすために、どんなことができますか。
  • 全ての人が平等で幸せに暮らしていくためには、どんなことが必要ですか。

原稿作成:日経BP/東京書籍
協力:一般社団法人SDGs市民ネットワーク

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