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SDGsの目標:9 産業とじゅつかくしんばんをつくろう

9. 産業と技術革新の基盤をつくろう

目標9のポイント

  • 災害さいがいに強くて丈夫じょうぶなインフラを整えて、だれもが使えるようにする
  • イノベーション(じゅつかくしん)で産業のはってんすいしんする
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世界がゆたかにはってんしていくために

みんなが幸せで、ゆたかにらせる世界をつくるには、さまざまな産業がはってんしていくことが必要です。そのためには、かぎりあるげんを使って大量生産・大量しょうしてきたこれまでの時代とはやり方を変えて、持続のうな仕組みを考えていかなくてはなりません。
産業のはってんに欠かせないのが、新しいじゅつを生み出すイノベーション(じゅつかくしん)です。インターネットや自動運転の車、声で家電などをそうできるスマートスピーカーなど、わたしたちの身近ならしにもさまざまなイノベーションのじゅつが生かされています。


くヒント

産業をささえるインフラのせい

生活をささえ、産業のばんとなるのが「インフラ」です。道路や鉄道、上下水道、発電所・電力もう、インターネットなど、わたしたちのらしをあらゆる面からささえています。

キーワード

インフラ...生活や産業に必要な社会的なせつせつ、サービス。道路、水道、電力、インターネットや電話、きんゆうサービスなど。

東日本だいしんさいのような大きなさいがいでは、インフラがかいされることでがいがより大きくなり、ふっきゅうに時間もかかることになります。そのため、さいがいが起きてもなるべく早くふっきゅうできるような仕組みやこうぞうを持つインフラづくりが大切です。

また、じょうこくでは、まだまだインフラが整っていない国やいきが多くあります。そういった国々では、電気、水道、道路はもちろん、これからの産業のはってんに欠かせないインターネットのきゅうおくれています。

高所得国のインターネットきゅうりつは約92%ですが、低中所得国では約56%、低所得国にいたっては、たったの約26%※1。 新しい産業を生み出したり、はってんさせたりしていくためにも、じょうこくふくむ世界中がじょうほうに取り残されず、インターネットを使ったじゅつかくしんを活用できるようにすることが大切です。

goal9_2023.png

※「Facts and Figures 2022(ITU)」より作成


わたしたちにできることは?

インターネットは、これからの世界のあり方、わたしたちの生活を大きく変えていくじゅつです。また、AI(人工のう)の進化が、生活のあらゆるものを自動化し、より便利な世界をじつげんしていくことになるでしょう。

インターネットのじゅつは、コミュニケーションの方法を変えただけでなく、さまざまな新しいサービスを生み出しています。たとえば、地方やとうにいてもりょうが受けられたり、スマートフォンやパソコンを使って、お金をそれほどかけずに勉強をしたりすることもできるようになっています。

生活の中に、どんな新しいじゅつが利用されているのか。どんな新しいサービスが生まれているのか。一度、自分の身の回りをチェックしてみましょう。そして、そのじゅつをさらに生かすことで、どんなことができるようになるのか、世界がもっと便利で幸せになれるのか、ぜひ考えてみたいですね。

原稿作成:日経BP/東京書籍
協力:一般社団法人SDGs市民ネットワーク

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