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SDGsの目標:15 陸のゆたかさも守ろう

15. 陸の豊かさも守ろう

目標15のポイント

  • 陸のせいたいけいを守り、さいせいする
  • 陸のせいたいけいを持続のうな方法で利用する
  • 森林を管理してばくふせ
  • 土地が悪くなることを止めて、さいせいする
  • たくさんの種類の生き物がつながって生きているようせいを守る
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生物ようせいをはぐくむ自然

人のらしは山や川、海、そして森に囲まれた自然と、そこで生きるたくさんの生き物にささえられています。 わたしたち人間のらしがゆたかになるにつれて、生物ようせいを守る自然がどんどんかいされてしまいました。森が失われ、多くの生き物がぜつめつにあります。

キーワード

生物ようせい...山、海、川、森などの多様な自然の中で、たくさんの種類の生き物が関わり合いながら、生きていること。


くヒント

失われていく森

世界の陸地面積の3分の1が森林です。ゆたかな森は生き物たちがらす場所というだけでなく、さんや土を作り、水をたくわえます。しかし、今、世界では、1年間で約470万ヘクタール以上の森が失われています。そして、30年間で失われた森の9わりは、熱帯いきのものです※1

森がなくなるげんいんは、ばくさんせいなどの気候変動のえいきょう、森のせいたいけいした無計画な森林のばっさい、人口がえて都市化が進んだことなどがあります。いつまでもゆたかな自然とらしていくためには、森を守り、さいせいしていく行動が必要です。

ぜつめつにある生き物たち

キーワード

レッドリスト...世界でぜつめつにある野生生物をリストアップしたもの。チンパンジーやカバ、アフリカゾウ、トラ、パンダなどおなじみの動物たちがぜつめつにある。

きょうりゅうと同じで、一度ぜつめつしてしまった生き物は、二度と地球上にもどってくることができません。自然がかいされて行き場を失い、種としての命のけんにある生き物たちを守っていくことも、人間のせきにんです。


わたしたちにできることは?

日本は世界でも有数の生物ようせいゆたかな国として知られています。国土の7わりを森林がめる日本には、昔から自然と人間のらしをつなぐ場所として里山があります。畑や田んぼが広がる里山は、人が手を加えた自然のかんきょうです。野生の生き物と人が共にらす、中間地帯のようなやくわりを果たしてきました。

しかし、こうれいが進み、人の手入れがなくなったことでれる里山がえています。また、都市化のえいきょうで、畑や田んぼがじゅうたくに変わっていくケースも少なくありません。こうしてすむ場所を追われた生き物たちが、数をどんどんらしているのです。

森にらす生き物を守るために、わたしたちに何ができるのでしょうか。
学校やいきでやっている植林活動や森づくり、田んぼの生き物調ちょうなどに参加してみましょう。そして、生き物たちがらす自然を守るために、どんなことを知っておかなくてはいけないのか。ぜひ、考えてみましょう。

原稿作成:日経BP/東京書籍
協力:一般社団法人SDGs市民ネットワーク

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