わたしたちが創る未来

SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS

SDGsの目標:8働きがいのある仕事とけいざい

8.働きがいのある仕事と経済成長
  • かんきようを守り,持続のうけいざい成長を進める
  • すべての人が働きがいと十分なしゆうにゆうのある仕事につく

人間らしい働き方って?

しよくがない失業者は,世界で約2億人以上。仕事があっても,世界の人口の約半分の人は1日約2ドル(約221円・2018年7月時点)にもならない安いちんぎんの仕事についています※1きびしいじようけんで働かなくてはいけない人,正社員ではなくパートやアルバイトで働く人も多くいます。

働きがいがあり,十分なしゆうにゆうが得られる仕事につけることをディーセント・ワークといいます。ひんかくかくだいしているといわれる今,地球のみんなが幸せにらすためには,ディーセント・ワークをいかにじつげんできるのか,考えていかなくてはなりません。

※1 出典:ILO(こくさい労働機関)の声明(2014/02/20)

キーワード

ディーセント・ワーク…働きがいのある人間らしい仕事。人々のあらゆるけんが守られ,生活が安定する仕事

また,これからの時代は,大量生産・大量消費を卒業し,けいざいはつてんかんきようを守ることを両立することが大切です。持続のうけいざい成長の仕組みづくりは,SDGsの大きな目標です。


くヒント

世界のわかものじようこくしつぎようりつ

世界ではわかい世代のしつぎようりつが問題となっています。2016年のわかものしつぎようりつ約13.1%※2。働くことをあきらめて「ニート」となるわかものえています。安定したしゆうにゆうを得たり,安定した仕事につけるチャンスがることは,わかい人たちが未来への希望を失い,社会に不満を持つことにつながります。

地球の未来をつくるわかものが,満足できる働き方をすることは,持続のうな社会作りにおいてはとても大切なことです。

※2 出典:ILO(こくさい労働機関)の声明(2014/02/20)

学校に行けずに働く,児童労働

日本では,子どもは学校に通って勉強するのがあたり前で,ほとんどの子どもが教育の中学校を卒業後も高校に進学。大学・短大しんがくりつも60%近くに達するなど,世界でも有数の高学歴社会です。

しかし,世界では学校で勉強したくても,いろいろな理由から働かなくてはいけない子どもたちがたくさんいます。5~17さいの働く子どもの数は約1億5200万人。世界の子どもの10人に1人が働いています。※3

※3 出典:こくさい労働機関(ILO)- Child Labour(英文サイト)
ユニセフサイト(孫引き)

※イラスト出典:こくさい労働機関(ILO)- Child Labour(英文サイト)

キーワード

児童労働…15さい未満(じようこくは14さい未満)の教育を受けるべきねんれいの子どもが,教育を受けずに大人と同じように働くこと。また,18さい未満の子どもがけんで害のある労働をすること。

児童労働は「生活のために働かなくてはならない」という理由のほかに,「学校に行く意味がない」「女子は教育を受ける必要がない」という親や周囲の考え,国やいきによってはしゆうきよう上の理由で,一定以上の教育を受けることをきんすることもあります。

児童労働の子どもは,安いちんぎんで,働くじようけんも悪いかんきようにいることがほとんどです。教育を受けないまま大人になることでまずしさからけられない,病気やケガをする,せいの仕事につけないので,不安定な仕事をせざるを得ず,結果,はんざいに走りやすいなど,さまざまな問題にもつながります。


わたしたちにできること

わたしたちのらす日本の働き方はどうでしょう。
働き方かいかく,ブラックぎようろうという言葉を耳にしたことがありませんか?
また,AIやロボットが導入され,テクノロジーが進歩することで働き方はどのように変わっていくのでしょうか。

※3 出典:けいざい産業省 げんエネルギーちよう 電力調ちようとうけい
電力調査統計
日本のエネルギー

キーワード

働き方かいかく…ITなどテクノロジーをさいだいげん利用して,ひとりひとりのせいさんせいをあげることで,短い時間で仕事の成果を出したり,夜は残業をしたりしないで早く帰るなど,働く人が「働きやすい」かんきようを整えるために進めるさまざまなかいかく

「長時間働くことがよいこと」というムードがある日本。その結果,低いしゆうにゆうで長時間働かなくてはならない,上司や社長の命令にさからえないという「ブラックぎよう」や,働きすぎによる「ろう」が,社会の大きな問題となっています。

そこで,国をあげて取り組んでいるのが,働き方を見直そうという「働き方かいかく」です。仕事とプライベートの両方がじゆうじつした,バランスのよい人生を送るには,どんな働き方がいいのか。お父さんやお母さんはどんな働き方をしているのか。ぜひ,家族や友だちと話し合ってみましょう。


原稿作成:日経BP社/東京書籍
協力:一般社団法人SDGs市民ネットワーク