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SDGsの目標:14 海のゆたかさを守ろう

14. 海の豊かさを守ろう

目標14のポイント

  • 持続のうな社会のために、海と海のげんを守る
  • 海と海のげんを持続のうな方法で利用する
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海はすべての生命のみなもと

地球の面積の7わりめる海。このゆたかな海は、地球のあらゆる命のみなもとです。そして、海からはわたしたちが生きるための食べ物など、多くのめぐみを受け取っています。

しかし、その海が、しんこくな問題をかかえています。
ひとつは魚などのぎで、多くの海のげんってしまったこと。世界的な健康ブームで魚を食べる人がえ、魚をる量がぞうし、ほうな漁業もえています。その結果、魚げんってしまい、まだ十分に利用できる水産げん7.2%になってしまいました※1

もうひとつは、わたしたちが出すごみやはいすいで海がよごれてしまっていることです。


くヒント

ウナギが食べられなくなる?

世界の人口がえ、漁業のじゅつも進歩したせいで、「魚のぎ」が問題になっています。魚が大好きな日本人におなじみウナギはぜつめつにあります。ウナギのかばやきが、食べられなくなる日がくるかもしれません。

そうならないようにするには、魚などの海の生き物をずっとり続けられるような仕組みを考えていく必要があります。魚をる量をせいげんするのも一つですが、漁業で生活をしているじょうこくの人たちが他の仕事でしゅうにゅうられるようにサポートをするなど、じょうこくの人たちの生活を守ることも考えていかなくてはいけません。

海はプラスチックのごみ

海岸にうちあげられた、たくさんのプラスチックごみを見たことはありませんか。

プラスチックの生産量は大きくえていて、1950年代とくらべて、約180倍ものプラスチックが生産されています。特に飲み物や食べ物のよう、荷物を運ぶときに使うはっぽうスチロールなど、ほうそうに使うプラスチックのしょうえています。

プラスチックはごみとしててられると、自然に分解されることがほとんどありません。
てられたプラスチックごみが最終的に行き着くのが海です。
世界中の海には、毎年約1,400万トン、東京スカイツリー390分ものプラスチックごみが流れんでいるといわれていて、このままだと、その量はとても多く、2050年には、海に流れんだプラスチックごみの量が海の魚の量をえるだろうという予想もあるほどです※2

プラスチックは海の中でくだけて、小さなへんとなり、それを魚や海鳥たちがエサとちがえて食べてしまいます。クジラのおなかから山のようなプラスチックごみが出てきたという話もあります。同じような話が、多くの海の生き物やそれを食べる生き物たちに起きているのです。

「水のわくせい」ともよばれる地球。そこにらすわたしたちは、きれいな海と海の生き物たちを守っていかなくてはなりません。


わたしたちにできることは?

いつものしょくたくにのぼるおいしい魚。その魚がどのようにられたものか、知っていますか?
「海のエコラベル」とよばれているものの一つに、「MSCにんしょうマーク」があります。これは、いつまでも魚を食べ続けることができるように、海の自然やげんを守りながらられた水産物であることをしめすマークです。このようなエコラベルのついた魚を買うことも、海を守ることにつながるのです。

ふだんからプラスチックごみをなるべく出さないように、マイバックやマイボトルを持ち歩く、ペットボトルはリサイクルに出す、などの小さな心がけもゆたかな海を守ることにつながります。

原稿作成:日経BP/東京書籍
協力:一般社団法人SDGs市民ネットワーク

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